はるはあけぼの ヨガDiary

haru2918.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:炊き出しの会のこと( 21 )

ナラ-ナーラーヤナ(人として現れている神さま)

先週の金曜日は、ヴェーダーンタ協会の人たちと
横浜寿町の児童公園で行われている、「炊き出し」に参加しました。
毎月第4金曜に、協会からは数名の人とバナナ400本が公園に行きます。

炊き出しには、沢山の人々が手伝いにやって来ます。
この日は、キリスト教系の学校の女子中学生と高校生、
南アメリカの数人のグループ、
そして毎月来ている人たち。

梅雨明け後の高温注意報が出たほどの暑い日で、
並ぶホームレスの人たちも、作る人+配る人+片づける人たちも、
なかなか大変でした。
でも、昨年のように倒れる人はいませんでした。
わたしは2か月振りの参加で、食器洗いを担当しましたが、
随分長い時間が経ったと思いきや、まだ午後2時前なので唖然。
暑いということは、体力を使うことなのですね。
横に置いたポカリスウェットは、来る時に買ったばかりなのに熱くなっていました。

スワミ・ヴィヴェーカーナンダによって始められた
「ナラ-ナーラーヤナ(人として現れている神)への奉仕」は、
与える者と受ける者の間には差別がないという考えに基づいています。
人は同じアートマン、一つだからです。

 『与える者はひざまずいて礼拝するがよい。
   受ける者は立ってゆるすがよい!』・・・これはスワミジの言葉です。
与える機会をゆるされたわたし・・・。
しかし、相手の中に神を見るのは、まだとても難しいのです。


b0237103_23592522.jpg

[PR]
by haru-ha-akebono | 2014-07-29 00:03 | 炊き出しの会のこと | Comments(0)

10月のナーラーヤナ活動は、雨のち晴れ

早いもので、明後日はナーラーヤナ活動です。
10月のことを書かないまま、あっという間に11月の活動の日を迎えようとしています。
先月、寿児童公園に到着した正午過ぎは、小雨でした。
朝は降っていなかったため、公園にはテントは張られていませんでした。
炊き出しの会に、日本ヴェーダーンタ協会は月の第4金曜日に参加しています。
ホームレスの方たちの中の神様をお世話すること、
それゆえに「ナーラーヤナ活動」と名付けています。
ナーラーヤナはインドの神様の名前なのです。

ナーラーヤナ活動に参加するようになって初めて、雑炊をお椀に盛って配る係りをしました。
具が沢山入った雑炊は案外重く、大きな柄杓で特大ポリバケツからよそうのは
思ったより重労働でした。
雨は降ったりやんだりしていました。
この日の配食数は、661食。
9月とあまり変わりません。
協会からは、7人のボランティアが参加しました。
珍しく、学生さんのボランティアがなくて、わたしたち7名は、バナナ担当、
食器洗い担当、わたしとSさんの雑炊担当、となりました。

バナナを配っていた時にはわからなかったのですが、
お鍋やタッパの弁当箱を持ってくる方が多いのです。
その方たちは、夜の食事の分も貰っていくのです。
お椀の人には8分目までよそう、タッパや鍋の人には柄杓2杯まで、
と、配る量が細かく決められています。
雑炊が入った大きなバケツは、途中お湯を入れて、
下のほうで水分が減ってなくなった雑炊に潤いを与えていました。

b0237103_0402840.jpg



久々に参加したインド人女性のMさんとMさんの息子さんのNくん。
Nくんはインターナショナルスクールの秋休みだそうで、来てみたいと参加したのです。
今月が2回目のTさん。先月ほどの緊張は見られません。
私が到着した時、すでにビニールのレインコートを着ていたのですが、
雨が売り出し、Hさんがコンビニに行って買ってきてくれたのだそうです。
Tさんはすごく感激していました。
男性のHさんは、良く気が利くし優しいな~!!

さて、雑炊を配り終わる頃には雨もやみ、食べる人たちも、
ボランティアの人たちも、ほっとした空気が流れました。

これから寒くなると、路上生活の人たちは辛いでしょう。
日用品や衣類を募ってホームレスの方々に支給している「さなぎの家」のホームページには、
現在必要な物が載っています。
ヴェーダーンタ協会も募ってさなぎの家に納めていますが、
その時節で必要品は変わるので、寄付をして下さる場合、
さなぎの家のホームページにて確認をしてください。
[PR]
by haru-ha-akebono | 2013-11-21 00:42 | 炊き出しの会のこと | Comments(0)

9月のナーラーヤナは・・・

来週は10月のナーラーヤナ活動があります。
そう思っていたら、先月の活動のことを書いていないことに気が付きました。
今月初めにパソコンが壊れて、約10日間パソコンのない暮らしに突入したのです。
このブログを更新出来ないことはもとより、人様と連絡を取ることも出来ず、
知りたいことを調べることも出来ず、とても不自由な日々でした。
新しいパソコンに慣れ、やれやれと思っている今日、来週の金曜日がナーラーヤナ活動の日だと思い到り、
先月新しく参加された方に連絡を取りました。

b0237103_0374754.jpg


9月のナーラーヤナには、新しい参加希望者の女性とわたしの二人で出掛けました。
この日の翌日から始まる代々木公園の「ナマステインディア」にヴェーダーンタ協会が出店したため、
そちらの仕事に、ナーラーヤナの責任者のSさんと、毎月参加されているHさんが行っていたからです。
新参加者の女性Tさんは、このブログを見て連絡をして来られた方なのです。
とても熱意に溢れているのが、何回かのメールのやり取りで感じられました。
当日、最寄り駅で待ち合わせ、公園に向かいました。
炊き出しの責任者のKさんに紹介し、二人でバナナを配る台の前に行きました。
この日は、学生さんのボランティア参加はなく、神奈川県内の役所の方たちが13時に来て参加すると、
Kさんから伺いました。

さて、いつもは12時になると始まるラジオ体操が始まらず、
30分頃になってやっと始まると、前でリーダーを務める人がいつもと違うのです。
そう言えば、公園に着いた時から、ラジオ体操のリーダーの姿が見えなかった・・・。
顔見知りのボランティアさんに聞くと、8月に帰省してから戻って来ないとのこと。
どうしているのでしょうか?
安否は?複雑な気持ちになりました。

13時に配食が始まると、緊張しつつもTさんは一生懸命にバナナを配っています。
この日は、雑炊以外はバナナだけです。
代々木公園の仕事の関係でバナナは前日届けられていて、
かなり熟していました。
見た目のいい物から配っていましたが、あっけなく終了。
Kさんに勧められて、Tさんは雑炊を貰う列に並びました。
列は公園の外の道路まで続いています。
並ぶ人の多さに、あらためて驚きました。その日は生活保護支給日の前の週で、
皆一番お金がない時なのだと、ボランティアをしている二人の方から聞きました。

後半は食器洗いに加わり、14時頃に仕事は終了です。
Tさんはとても緊張したと何度も言っていました。
私が初回に感じたことと同じく、ホームレスの方たちの人数に驚いたそうです。
雑炊は660食ほど出ました。

b0237103_0402097.jpg


この頃度々、マスコミ、つまり雑誌・新聞・TVなどで、『貧困』について取り上げ」られているのを目にします。
一昔前は、堅実に働く人と貧困は無関係だった気がするのです。
第二次大戦前、日本に「階級」というものが存在した時には、貧しい人は一生そのままでした。
その後、高度経済成長があって、堅実に働けば皆が豊かになりました。
仕事も自分から転職をしない限り、定年まで保障されていました。
今は、真面目に働いても、ある日突然仕事がなくなる・・・。
仕事そのものがあまりない現状で、最就職や転職もままならず、
やむなくホームレスになるのです。
これは、私がナーラーヤナに参加してすぐ、
炊き出しの会のKさんがヴェーダーンタ協会にいらして話されたことです。
若い人も仕事がなかったり、派遣労働などで、働きに見合う賃金や保障が得られにくくなっています。
家を借りることも出来ずに、ネットカフェなどで生活する人もいるそうです。
でも、繁華街などに出掛けると、とてもそんなことは想像もつかない華やかな社会の貌を見ます。
これが『格差社会』なのでしょう。
就任された時に、スワミ・ヴィヴェーカーナンダ師のことを引き合いに出されスピーチをされた方に、
この『貧困』について、もっともっと考えて欲しいのです。


b0237103_0405893.jpg

[PR]
by haru-ha-akebono | 2013-10-19 00:40 | 炊き出しの会のこと | Comments(0)

7月のナーラーヤナ活動は・・・

7月の最後の金曜日、朝はやや曇っていて、午後からは雨になるのかな?と思うほどでした。
この日の夕方から、ヴェーダーンタ協会の夏のリトリートが湯河原で行われることになっていて、
ナーラーヤナのことだけでなく、雨は気になりました。
横浜に着いて、電車を乗り換える時は涼しい風も吹いていたのですが、
寿町児童公園に到着した頃は、暑くなり出していました。
バナナは既に協会から運ばれて来ていて、
1本ずつ切り離されて、たらいに入って配食の台に置かれていました。
配るまでに温かくなってしまいそうです。
今回初めて参加するMさんは、3月からずっと来て活動をされているHさんの奥様です。
いつも逗子の協会やインド大使館の「バガヴァッド・ギーター」の勉強会に、
二人でいらしている、仲の良いご夫妻です。
日陰で少しの間話しをして、それからラジオ体操に加わりました。
キリスト教系の中学生のボランティアが沢山来ています。
段々暑くなってきて、遮蔽物のない公園にいるのはホームレスの方々も私たちボランティアも、
大変になってきました。
リトリートの準備のため、ナーラーヤナの責任者のSさんは現地に行っているので、
バナナの納品書にサインを貰いに、生活館にいる近藤さんを訪ねました。
建物は古いですが、クーラーが効いて涼しいです。
8月は炊き出しはお休みで(ゆえにナーラーヤナもお休みです)、
お盆に行われる夏祭りのチラシをいただきました。

b0237103_0125256.jpg


配食が始まると同時に、医療相談の机が出て、男性看護師さんがやって来ました。
今日初参加のMさんは内科のお医者さまなので、医療相談のことを話すと興味を持たれ、
看護師さんに話しをして、一緒に机に並び座ることになりました。
配食のほうは、配る中学生が沢山いるので、
しばらくバナナの配る男子中学生のそばについていました。
バナナの他に、8等分くらいに切り分けたメロン、
お漬物、鰯の煮物、が台に並びました。
雑炊は醤油味だそうです。
外気が暑いうえに熱い雑炊は、やはり食べにくいようです。
メロンは珍しいからか、喜ばれました。

気温もあがり、日照りも強くなってきて、
座って雑炊を食べていた年配の男性が、突然倒れたのです。
熱中症でしょうか。
看護師さんとMさんとで介抱し、
間もなく近藤さんが運んできた車椅子に二人で乗せて、
近くの簡易宿泊所まで送って行きました。
わたしは簡易宿泊所の入口の受付で道を尋ねたことがあり、
そこは簡単なホテルのフロントのようになっていますが、中を見たことはありません。
値段は1泊、およそ1500円ほど。
倒れた男性の部屋まで付いて行ったMさんは、
その部屋の狭さにショックを受けたと言っていました。
風呂もトイレもなく、2畳くらいの広さなのだそうです。
家具はもちろん、荷物を置く場もないそうです。

b0237103_0132148.jpg


仕事が終る頃は、頭のてっぺんが熱くなってボワーッとしていました。
以前見かけた、小さな兄弟姉妹とお母さんらしき人が、今日も生活館前にいました。
一緒にリトリートに行くことになっているHさんの夫妻の車に同乗させていただき、
出発しようとすると、Hさんになついている子供達が車の窓から何かを話しかけてきます。
昼食を摂るために寄った近くのファミリィ・レストランで、
子供たちのことが話題になりました。
幼稚園や学校に行っているのか、ホームレスの方たちの生活保護の問題点など、話しは尽きません。
寿町に来ると、社会問題の矛盾をいつも考えてしまいますが、
ナーラーヤナ活動は「神様へのお世話」なのです。
今目の前にいる人の中に「神様」を見ているのか、
自分に問いかけることが先なのだと分かっていても、やはり考えずにはいられないのです。

★ナーラーヤナ活動についてのお問い合わせは、ここをクリックしてください
[PR]
by haru-ha-akebono | 2013-08-02 00:13 | 炊き出しの会のこと | Comments(0)

ナーラーヤナへのお世話~6月の炊き出し

梅雨だけれど、雨にならずに済みました。
昨年は、初めてナーラーヤナ活動に参加した時から、
月1回の活動は雨になることが多かったのです。
炊き出しの会として参加している方は、雨でも大きなテントの中にいることが出来ます。
けれど、ホームレスの方々は列に並ぶところから、食べる時も、雨を避ける物がありません。
傘をさすと片手がふさがり、雑炊を食べることが出来なくなります。
フードの付いた上着や帽子がある人はいいのですが・・・。
雨でないというだけで、嬉しいのです。

b0237103_0151641.jpg


6月の第4金曜は、女子中学生のボランティアさんが大勢参加、
配る食品も色々ありました。
雑炊の他に、お漬物、鰯の煮物、バナナ。
ヴェーダーンタ協会のバナナが到着して、
協会からの参加者で、バナナの房を1本ずつに切り分ける作業をしました。
ヘタの黒いところも包丁で切り取りました。
協会からのバナナが400本、他に何処からの寄付か分かりませんが、
少し黒く柔らかくなったバナナがダンボールに一箱。
熟しきったバナナの方は、400本が終ってから、
傷んでいないものだけを選んで持って行ってもらうことにしました。
協会からは、4人が参加しました。
ナーラーヤナ責任者のSさん、3月からずっと参加している男性Hさん、
先月にひき続き参加したMさん、わたし。

低温の日が続いているとは言え、夏が近いので
水仕事が気持ち良いです。
気軽に空いたザル(バナナを入れていた)を洗ったり、
雑炊の丼を保管用のバケツから取り出したり、しました。

雑炊は約650食が出ました。
今までは、バナナを配るか、それが終ると食器を洗うことがほとんどでしたが、
この日、空いた器を回収しながら、雑炊を食べるホームレスの方たちと初めて話をしました。
「雑炊は美味しいですか?」と言った、たわいのない短い会話ですが・・・。
さっきまで鰯を配る中学生の隣で、
ホームレスの方一人ひとりに声をかけていた若い男性が、
鰯がなくなると、いつの間にか公園のジャングルジムに登ってギターを弾いています。
皆、一瞬注目!
炊き出しの会の責任者のKさんは、夏らしいきれいなピンクのTシャツ姿。
「素敵なTシャツですね」
と声を掛けると、仙台の蒲鉾会社のものだそう。
よく見ると魚の絵が描かれています。
衣類はすべて、寄付品から選ぶとのことです。
そして住まいは生活館、というKさんの屈託のない笑顔を見ると、
「無私は神様」という、ヴィヴェーカーナンダの言葉を思い出すのです。

b0237103_074966.jpg
 もう食器の洗浄も終りです・・・
[PR]
by haru-ha-akebono | 2013-07-05 00:16 | 炊き出しの会のこと | Comments(0)

快晴!!・・・ナーラーヤナ活動

昨日はナーラーヤナ活動の日でした。
雲一つない快晴。
わたしがこの寿町児童公園に来るようになって、こんな快晴は初めてのことです。
今回3回目という、ヴェーダーンタ協会の信者さんのYさんと石川町の駅で待ち合わせ、
公園に着いたのは12時前。
もう協会からの寄付品のバナナは届いていました。
まず、そのバナナを箱から出して、房を1本のバナナに切り離す作業を始めました。
1本になったバナナはポリたらいに移し替えます。
作業が終了すると間もなく、
3月からずっと参加しているインド女性のMさんがやってきたので、
公園前の道路の日陰で、Yさんと3人で立ち話をしました。
配食が始まる1時までは、もう仕事がありません。
そこへ、寿の住人であるらしいおじいさんがやって来て、
なんだかんだ、話しかけてきます。
炊き出しに対する様々な質問・疑問を投げかけてきました。
どこまで真剣に質問しているのか、何回も同じことを聞くのです。
一つ一つ応えていましたが、おじいさんは飽きてしまったのか公園の中に行ってしまいました。

いつの間にか、やはり3月から参加されている男性のHさんも到着。
Hさんは、幼い子供4~5人が生活館の前に座っていることに気づき、
バナナを持って行きました。
後で気がついたのですが、裸足の子がいたのです。
インドでは、小さな子供たちが、外で裸足で遊んでいるのは当たり前ですが、
ここでそのような身なりの子供たちを見かけて、驚きました。
前は自分に余裕がなかったせいか、気が付かなかっただけなのかもしれませんが、
若者、身なりの良い人(まだ今はということ)、小さな子供、
が炊き出しに食事を貰いに来るようになっています。
わたしの主観に過ぎないのか、簡単には言えませんが、複雑な気持ちです。

いつもは正午過ぎに始まるラジオ体操が遅れて開始、みんなで参加しました。

b0237103_137092.jpg


快晴のため、正午を過ぎたらとても陽射しが強くなり、
そのせいか、ホームレスの方々の列がすかすかしている気がしました。
後で分かったのですが、今月は第5金曜日があり、
最終金曜日に一番沢山の配食が出るのだそうです。
それは、生活保護費を使い果たしてしまう月末だからです。

b0237103_137206.jpg


午後1時、配食開始。
昨日は主食の雑炊以外に、バナナ、4つ割にした夏蜜柑、鰯の煮付けがありました。
バナナは400本、これはすぐに終りました。
蜜柑は数が多かったのと、貰わない(酸っぱいのが苦手という理由が多いです)人がいて、
最後まで配っていました。
鰯は先月と同じ位の数があったようです。
配食は丼の数で、550食。
暑くなってくると雑炊は食べにくいので、お鍋を持参し持ち帰る人が多かったそうです。
鍋に入れて簡易宿泊所に持ち帰り、丁度良くなった温度の物を食べ、、残りは夜に食べるそうです。

b0237103_137434.jpg


そうそう、ラジオ体操の最中に、ナーラーヤナ活動の責任者のSさんが到着しました。
来月、協会ではスワミ・ヴィヴェーカーナンダの生誕150周年記念祝賀会がインド大使館であり、
そのことで平素も忙しいSさんは更に忙しくなっていて、
いつもより遅く到着し、仕事が終るとすぐに帰って行きました。
仕事終了後は、Sさんを除く4人で、いつも行く近くのファミリーレストランに行きました。

石川町駅で待ち合わせたYさんは、わたしと同じ名前なのです。
わたしのブログを偶然見つけて読むようになってくださったそうです。
よく、協会のセバ(奉仕をインドではこう言います)で見かける彼女を、
わたしも「可愛い笑顔の人」と気になっていました。
インド女性のMさんは日本在住が長く、日本語が上手。
もちろん書くことも出来ます。
インドでは、ラーマクリシュナ・ミッションの僧侶は、
僧侶たちの中でも、特に尊敬を受けている存在だと話してくれました。
わたしたち日本人はそんなことはよくわかりませんので、
協会長のスワミ・メーダサーナンダ・ジをまるで学校の担任の先生か何かのように、
気軽に質問したり、接したりしています。
しかし、スワミ・ジはラーマクリシュナ・ミッションの根強い奉仕活動の精神を実践し、
このナーラーヤナ活動にも、その考えが反映されています。
また、東日本大震災の後にあった「バガヴァッド・ギーター」の勉強会で、
『この大自然災害にはどんな意味があるのでしょうか?』
となされた質問に、
『様々な意味はありますが、それよりも災害に遭った方々を助けましょう。』
と、メーダサーナンダ・ジは答えられ、
数名の信者さんたちと、すぐにいわきに支援物資を持って赴かれたのです。
現地へ行かなかった人たちも、支援品を寄付しました。
これは、スワミ・ヴィヴェーカーナンダの「立ち向かう精神」の実践なのです。
こうしてミッションの教えを実生活の中で実践していくことは、
まさに「バガヴァッド・ギーター」の教えでもあります。

b0237103_13264389.jpg


男性のHさんは、3月から奥様と熱心に協会を訪問されるようになった方です。
積極的に協会のお手伝いをされたり、
さっきの子供たちへの配慮と同様の気遣いをどなたにもされたりします。
気取りや、権威的なところが全く感じられない方なのです。
4人の会話ははずみ、いつの間にか夕方になっていました。
帰る道すがら、Yさんに少しだけ、最近思ったすっきりとしないことを話すことが出来ました。

どこの国にも、霊性の世界のセクト化というのはあるのでしょうか?
スワミ・ヴィヴェーカーナンダの言うように、
この世界にはただ一者だけしか存在しないのに、
自分の信じるものと他所の信じるものは違う、と分割化して政治のセクトみたいにしている現象に、
いいかげん嫌気がさしました。
自分達しか見えなくなってくると、同じような嗜好の人たちだけで集まっていると、
他者を理解出来なくなるのでしょう。
「偏り」を「純粋」と言ってしまえばそれまでです。
実際には使おうとしない(使えないとは言っていません)、
フリーズドライ化された思想(哲学?)だけがあって、
それを生きた命として理解しなければ、何の意味もないと思うのです。

どの人も、自分の生活があり、俗世間で生きています。
そこはどの人にとっても修行の場であり、
「バガヴァッド・ギーター」の言う戦場であって、
わざわざ自分は「修行者」だの、「瞑想者」だのと言わなくてもいいのです。
プライドは、真理を遠ざけるからです。

ラーマクリシュナは宗教の普遍性を説いた、そこにわたしは最も惹きつけられました。
ここで、その師の教えを伝える
ヴィヴェーカーナンダの言葉をいくつか挙げることにします。

『わたしの国の宗教やあなたの国の宗教があったこともありません。
 数多の宗教などは存在したことがありません。
 かの一つの宗教があるだけです。』

『真理は一つであろうがしかし同時に多数である、
 われわれはさまざまの立場から、同一の真理をさまざまな姿に見るのである。』

『彼らはただ、彼ら自身の利己的な目的のために争っていたのでしたー
 真理に熱心だったのではなく、「わたしの名」と「あなたの名」に熱心だったのです。
 彼らの中の二人が同じ真理を説きながら、
 その一人は「あれは真実ではない、わたしの名が入っていないから。
 それゆえ、かれの言葉には耳傾けるな」と言うと、もう一人は
 「かれの言うことを聞くな。大そうよく似たことを言っているけれど、
  わたしの名で話しているのではないから、あれは本当ではない」と言うのでした。』

b0237103_159318.jpg


スワミ・ヴィヴェーカーナンダ生誕150周年祝賀会の詳細は、ここをクリック
[PR]
by haru-ha-akebono | 2013-05-25 01:38 | 炊き出しの会のこと | Comments(0)

4月の炊き出しの会は晴天、風もなく。

4月の第4金曜日は、ナーラーヤナ活動がありました。
いつもとほぼ同じ時間に出掛けたつもりでしたが、
寿町の児童公園に着いたのは12時過ぎでした。
午後から雷雨になるという予報でしたので、出掛けに雨具の用意をしていてもたついたのです。
もう、ヴェーダーンタ協会のバナナは到着していて、
ナーラーヤナの責任者のSさん、先月初めて参加したインド人女性のMさん、
今日初参加の協会の女性信者さんの3名は、もうエプロンをしてスタンバイしていました。
間もなく、ボランティアの人たちのラジオ体操が始まると、
先月から熱心に協会にいらしてる男性のHさんが、いつの間にか体操に加わっていました。
Hさんはこの日が活動の2回目、先月よりもずっとリラックスした表情をされています。

他の団体のボランティアは神学校の学生さんが2名、
それからいつも参加されている方たちで、人手は少ないほうでした。
配食の列は初めそれほど沢山の人がいなかったのですが、
雑炊は1時間もしないうちになくなりました。650食ほど出たそうです。
食べた人数はお箸の数で分かるそうですが、
いつもに比べて、何回も並ぶ人が多かったように思いました。

毎月炊き出しで作る雑炊の他に、今回は鰯の煮物がありました。
鰯が一杯入った大鍋は直径40~50cmはあり、
バナナの入ったザルの隣に置かれ、わたしはこれを配りました。
きれいに三枚に下ろされているので、一人に片身一枚です。
トングで崩れないようにはさんで、丼の雑炊の上に載せます。
身が壊れると見た目の満足感が減る気がして、真剣になって鰯と格闘。
数が減ってくると煮汁に隠れて見えなくなるので、崩さずにはさむのが難しくなってきます。
全部配り終えるまで、ただひたすら鍋の中だけを見ていました。
ナーラーヤナ活動に参加するようになって、魚を配るのは初めてのことです。
ホームレスの方たちにとても人気がありました。
形良く下ろされて、丁寧に煮込まれ、作るのは大変な仕事だったはずです。
b0237103_1172152.jpg
       食器洗い終了

隣に立ってバナナを配っているMさんに
「インドでもこういったサービスはありますか」と聞くと、
あちこちで行われているとの返答です。
ラーマクリシュナミッションはもちろんのことでしょう。
リシケシでは、シヴァナンダ・アシュラムで毎食事時間に、
アシュラムの外にサドゥー(修行する遊行僧)やホームレスが並び、
食事を貰っているのを見ました。
その配食の分も含めて、
食事はアシュラムの滞在者の数より多く作ることになっていると聞いたことがあります。
昨年末に行ったティルバンナーマライのシュリー・ラマナ・アシュラムでも、
「ナーラーヤナ・セヴァ」と言って、アシュラムの食事を困窮者に差し上げる仕事があります。
参加してみたくて申し出たのですが、何かの事情でうやむやになってしまいました。

4月は、インド大使館で行われる「バガヴァッド・ギーター」の講話を風邪で休みました。
後に、協会のホームページのテキストデータを読みますと、
ラーマクリシュナミッションのベナレス(ヴァラナシ)支部の
スワミ・ボンババの話しを、講師のスワミ・メダサーナンダ・ジはされていました。
今、「ギーター」は第3章のカルマ・ヨーガの講義なのです。
ボンババはベナレスのミッションの病院で、患者さんに包帯を巻く仕事ばかりをされていました。
昨年の初め、協会の会報「不滅の言葉」に、
このボンババのことが書かれた記事が載っていました。
それを読み、ずっとやってみようかなと考えていたナーラーヤナ活動を始めることにしたのです。
背中を押してくれた、それがボンババです。

カルマ・ヨーガは自分の義務である普通の仕事とは違うという話も、
4月の講話にはあります。
日本のギャーナ・ヨーガをする人たちの中には、
カルマ・ヨーガをあまり評価しない人もいます。
「カルマ・ヨーガ」と「カルマ」を一緒くたに考えているからでしょう。
それは、聖典の正しい知識がないゆえのこと。
「ギャーナ・ヨーガだけが悟れる」と言いながら、
物欲や、美食を求める食欲などの感覚を制御しようともしない人たちは沢山います。
自分にとって都合が悪いことは、見ないように回避しているわけです。
そして、そういう自分の矛盾に気がつかずにいます。
メダサーナンダ・ジが
「矛盾があるうちは、ギャーナ・ヨーガは出来ない」と言うのはそのことなのです。

b0237103_1173837.jpg


俗っぽいことに興味があるうちは、まだギャーナ・ヨーガを始める準備も出来ていないのです。
感覚の喜びを追求することと、知識のヨーガは相容れないのです。
語学の壁がある日本では、正しく聖典を理解した人から教えを受ける機会が少なく、
正しくギャーナの道を行く人に出会う機会もないに等しいので、仕方がないのかもしれません。
かく言うわたしも哲学の道は好きです。
しかし、自分を観察してみますと、
やはり自分は身体であるとか、感覚であるとか、そこに執着をしています。
ですから、メダサーナンダ・ジの「ギャーナ・ヨーガは最も難しい」という話は、
耳が痛く、またとてもためになっています。

人間は、一時も行為から離れられません。
自分の都合の良い範囲でギャーナ・ヨーガをするのは、趣味の世界。
それが悪いとは言いません。
でも、わたしはそこから離れたいと思います。
鰯を見て、そう決意しました。
[PR]
by haru-ha-akebono | 2013-05-01 01:23 | 炊き出しの会のこと | Comments(0)

3月のナーラーヤナ活動~炊き出しの会とさなぎ達のこと

昨日は風もない快晴。
横浜寿町の炊き出しの会に行きました。
第4金曜日は、日本ヴェーダーンタ協会の参加する日です。
正午近くに、炊き出しの行われる児童公園へ着くと、
先月初めて活動に参加されたKさんが、もう来ていました。
若いKさんは、わたしから見てとても行動的な人です。その視線は、いつも真っ直ぐ。
早速、一緒に食器(雑炊を入れるどんぶり)を、台に並べました。
この食器は、使用後は除菌洗剤で洗ってから消毒し、大きなポリバケツに入れて1週間保管します。
水がついたまま保管するため、水カビが出たものは水で洗って使用します。

食器がすべて並べられた頃、ナーラーヤナ活動の責任者のSさんと
3人のボランティアさんが到着しました。
先日の、ラーマクリシュナ生誕祭でお会いした方ばかり。
その中の一人は、日本に長く住んでいるというインド人女性のMさん。
とても明るくて、人懐こい方です。
それから間もなく、協会の車が到着し、寄付品のバナナを降ろしました。
女性信者さんが一人同乗していて、この方も活動に参加。
皆でお祈りをしてから、
Sさんが初参加の方たちに、ラーマクリシュナ・ミッションの奉仕活動の姿勢について説明をしました。
その後、丁度配食が始まりました。
青山学院高等部の生徒さんたちのボランティアも加わって、
活動する側の人員が潤っています。

b0237103_032075.jpg


わたしはKさん、初のボランティアの男性Hさんと共に、食器洗いをしました。
好天のせいか、700食以上用意した雑炊はあっと言う間に終わりです。
食器洗いはずっと休むことなく、流れ作業が続きましたが、1時間ほどで仕事はすべて終了。
その間、寿町の炊き出しやホームレスの支援と、他のドヤとの違いを
長くボランティアをされているらしい男性から伺いました。
寿町は支援体制が整っていること。
新宿の中央公園は、ボランティアではなく、ホームレスの人たちが自ら炊き出しをしていること。
他にも色々と・・・・。
そう、確かに寿町のホームレスの方々は身ぎれいです。
自宅の沿線の電車や地域センターで見かけるホームレスと思しき人々は、
もっと汚れた服装をしていますし、疲れた表情を浮べています。

仕事の後、公園から歩いて10分ほどの所にあるファミリィ・レストランで、皆で昼食を摂りました。
インド人女性のMさんはヴェーダーンタ協会には何度もいらしているそうですが、
他の方は協会に先日来たばかり、またはボランティアは初めてのため、
乞われるままに、Sさんはラーマクリシュナ・ミッションの思想について話をされていました。
  『信仰の数だけ真理への道がある』
これが、ラーマクリシュナ・ミッションの考え方です。
だから、どのような信仰を持っていても、どのグルを信じていても、
訪れる者は拒絶せず、受け容れる。
ラーマクリシュナは宗教の普遍性を説いた。
その大きさに魅かれる人たちが集まってくるのでしょう。
まだ若い人たちが、とってもストレートに、理屈ではなくやって来るのは、
霊性の力の吸引力なのでしょう。
ヨーガの先生でもなんでもない、つまり勉強のためなどではなく、
自分の感性や直感で求めるままに来ているわけです。
頼もしい・・・、と思いました。

b0237103_0293224.jpg


レストランから駅まで歩く途中に、さなぎ食堂とさなぎの家がありました。
ヴェーダーンタ協会は、炊き出しの会とさなぎの家に関与しています。
さなぎの家には、衣類や日用品を寄付しているのです。
ちょうど食堂の前に、会の運営をしている男性のSさんがいらして、
さなぎ食堂の写真を撮らせてもらいました。
昨年、NPO法人になりホームページもあるそうです。
帰宅して、早速見てみました。
見知らぬ他人の命をつなぐ仕事をしている人たちが、こんなにいることに驚きです。

b0237103_15141973.jpg

[PR]
by haru-ha-akebono | 2013-03-23 23:20 | 炊き出しの会のこと | Comments(0)

さなぎの家のこと・2

寿町にある「さなぎの家」は、昨年12月に近くの翁町へ引っ越しました。
生活に困窮した方たちの不足を満たすためのボランティア活動を広く行っている、
グループ「さなぎ達」は、さなぎの家やさなぎ食堂を運営されているそうです。
今まで詳しく知りませんでした。
移転した翁町の方は、ホームレスの方たちが集う場所であり、
寄付品はそちらへ納めることになったそうです。
今までのさなぎの家は、
炊き出しが行われる寿児童公園界隈のホームレスの方々が憩う場所になったそうです。
ホームレスの方々は日中の居場所がなく、
特に暑い季節、寒い季節は困るので、このような場所の提供が必要とされるのでしょう。
わたしの住む地域のあたりですと、区民センターや図書館などで、
家がないのであろうと思われる人をよく見かけます。
「ナーラーヤナ活動」に参加するようになってから、無関係の人たちとは思えなくなりました。
だからと言って、個人では何も出来ません。

さなぎの家では、
 下着、靴下、タオル、石鹸、歯ブラシ、歯磨き、髭剃り、毛布
が不足とのことで、募集しています。

日本ヴェーダーンタ協会に持参、または送ってくださるか、
ナーラーヤナ活動のある日(毎月第金曜日)に、児童公園までお持ち下さい。

b0237103_04862.jpg

[PR]
by haru-ha-akebono | 2013-03-06 00:05 | 炊き出しの会のこと | Comments(0)

さなぎの家のこと

毎月1回、日本ヴェーダーンタ協会が行っているナーラヤーナ活動。
その日は、寿町の児童公園で行われている、「炊き出しの会」に参加して、配食のお手伝いをしています。
その他に、公園の近くにある「さなぎの家」へ、衣類や日用品の寄付も行っています。
協会で募ったそれらの品を、配食の前に持って行きます。
(もちろん、他の団体からの寄付もあります)
こちらは常時受け付けていますので、
ご自宅で眠っている男性用の衣類がありましたら、協会にご連絡をお願いします。
衣類は、中古でも新品でも結構ですが、普段着をお願いします。
ビジネスマンが着用するような物は受け付けていません。
今は特に、タオルや靴下が喜ばれるようです。
女性のホームレスの方もいますが、女性用衣類は嫌い男性用を着用されるとのことです。
また、日用品は未使用の物をお願いします。
石鹸、歯磨き、歯ブラシ、髭剃りなどです。

    詳細と連絡先はここをクリック 「活動/ホームレスの神様への奉仕」の項目をご覧下さい。


b0237103_039111.jpg
まだ枝だけなのに、強い桜の香りがする、千鳥が淵の桜の木
[PR]
by haru-ha-akebono | 2013-03-05 00:43 | 炊き出しの会のこと | Comments(0)