はるはあけぼの ヨガDiary

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カテゴリ:ディヴァイン・マザー( 5 )

もしあなたが平安をのぞむなら

「我が子よ、もしあなたが平安をのぞむなら、人の欠点を探さないことです。
 自分自身の欠点を探しなさい。
 世界はあなた自身であることを学びなさい。」
                  ホーリーマザー・サラダ・ディヴィ
 
新年の第1日目の今日は、マザーの生誕祭です。




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by haru-ha-akebono | 2016-01-01 00:46 | ディヴァイン・マザー | Comments(0)

帰る場所

今年も、「アンジャリ」・・・
在日ベンガルの方たちの主催するドゥルガー・プージャで、
参加者に配られる雑誌に載せていただく、旅行記を書きました。
雑誌の編集人は、友人のMさん一家。
Mさんはベンガル・・・東インドの人で、日本に来て10年以上たち、
日本語がとても達者な女性です。
一昨年、頼まれてこの雑誌のために旅行記を書いて以来、今回で3回目となりました。
以前、3ヶ月ほど滞在したインド・リシケシの思い出を何か書いて、
と言われていたのですが、いざ書き出すと、今年の年明けに行ったコルカタの
サーラダマトのことを、無性に書きたくなりました。

サーラダマトは、ラーマクリシュナの霊性の伴侶である、
ホーリーマザーをまつる尼僧院です。
ラーマクリシュナが住んでいたドッキネッショルの近く、
サイクルリキシャでわずか10分ほどの住宅街にあります。
ここには1泊2日の滞在を、日を開けて2回しました。
一度行くと、もう帰りたくない、そんな気持ちになる場所で、
何がそのようにさせるのか、いまだわかりません。
広い敷地の中央に、ベルルマトを小さくした同じ形の寺院があって、
周囲には花が沢山咲いていました。
尼僧が住む棟や、事務室、小さなゲストハウスが点在しています。
ゲストルームは、これ以上簡素にはならないと思うほど質素で小さいのですが、
ここに入ると、すべての重荷を下した気持ちになりました。

ここの滞在記を書くうちに、
わたしの胸を去来するものがありました。
ここを訪問して滞在するように勧めてくれた人のことが、
自然と思い出されました。
主に滞在していたベルルマトはガンガーを挟んで対岸にあるため、
このサーラダマトは訪問するだけでいいと言ったわたしに、
是非泊まるよう言ってくださって、その通りにして良かったと思ったのです。

3ページにわたる文章を書き終わると、この旅のあとにあった
長い間の苦しい気持ちが、洗い流されていることに気づきました。
また、霊性の修行をするには、わたしは自分の思いに執着が強すぎるのではないか?
そんな疑問が湧いていました。
最初に一人リシケシを訪れた頃は、インド哲学を学ぶことが面白く、
また、様々な誘導瞑想なども興味があって、何でも吸収していたのです。
それが、霊性の道を進むことだと思っていました。
でも、今は本の知識や技法ではなく、何か大事なものを感じ始めているのです。



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by haru-ha-akebono | 2015-07-30 23:53 | ディヴァイン・マザー | Comments(0)

マザーのペンダント

美術の仕事のために行った異国を、
過労のために予定より一週間早く帰国することになりました。
帰る日の前日の夕方、親しくなったKさん夫妻の家に招かれました。
長いことラーマクリシュナを信仰しているインド人夫妻は、
ホームスティで疲れている私に、とても親身になってくれていました。
この国に住むインド人は南インドの人たちで、
この夕方に私がご馳走になったのは、南インドの有名な軽食のドーサでした。
呼び名も、現地(南インド)では“ドーセイ”と言います。

夫妻の家の近くにあるラーマクリシュナのお寺には、ゲストハウスがあるものの
世話をする人がいないため、使うことが出来ないのです。
それゆえに私は、ホームステイをすることになったのでした。
K夫妻の奥さん、Iは以前から私の苦境が見て分かっているかのように
親身になってくれていて、予定ではこの週から夫妻の家に滞在することになっていました。
でも、私の心身は限界に達しようとしていたのです。
ドーセイを食べ終えて紅茶を飲んでいると、
Iが私にホーリーマザーのペンダント・ヘッドを差し出しました。
コルカタの尼僧院の尼僧から貰ったというそれを、
「持って帰りなさい。日本に帰ったら身につけて」と言ってくれたのです。
「またこの国に来なさい、今度はずっと家に泊まればいい」
その優しい心使いに、思わず涙が出ました。
誤解されて悔しかったこと、滞在先で屈辱的な扱いを受けたこと。
でも絶対に泣かなかったのは、
プライドだったのか、泣いたらもう耐えていけないと思ったのか・・・。

乗ったバスが動き出しても、見送ってくれていたIとは
今も時々メールをしています。



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by haru-ha-akebono | 2015-04-09 23:52 | ディヴァイン・マザー | Comments(0)

マザーへの旅 2

「わたしは高徳の人の母であり、
 わたしは邪悪な者の母である。
 あなたが苦痛や嘆きの中にある時はいつでも、
 自分に言いなさい 『わたしには母=マザーがいる』と 」

昼前に到着したその場所は、とても静かでした。
白いサリーを着た乙女が、わたしを案内してくれました。
ここは、門の警備員を除いて皆女性。
否、尼僧です。
事務室でしばらく待つと、オレンジのサリーの尼僧が
ゲストルームに案内してくれました。
スプリングのマットなどない板敷の小さなベッドと、
椅子と机が一つずつ。
それだけで一杯の広さの部屋と、
隣室と兼用のバスルーム。
しばらくして気づいたのが、鏡が置かれていないこと。
古びたこの小さな部屋が、すぐに大好きになりました。
「『ここから帰りたくない』ってこういうことか」
『ラーマクリシュナの福音』に、そんなMさんの言葉があったのを思い出しました。

翌日の朝、僧院ならプレジデントにあたる尼僧にダルシャンが許されました。
名前を告げると、抱擁して祝福して下さいました。
まだ、此の地での旅は始まったばかり。
「お母さん」・・・私は心の中で呟いていました。

尼僧院はストイックなイメージがありましたが、
どの尼僧もいつも笑顔で楽しそう。
どこも柔らかな空気が流れています。
朝のプージャの間、
一人の見習い尼僧が『バガヴァッド・ギーター』の詠唱をしていました。
その透き通る声が、今もわたしの魂(?)の中で響いています。

「いつでもあなたが来たい時には、またいらっしゃい」
お部屋係の尼僧に言われ、そこを後にしたのはもう昼下がり。
サイクルリキシャがバススタンドに着いた時には、夕べが近づいていました。



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by haru-ha-akebono | 2015-04-09 01:36 | ディヴァイン・マザー | Comments(0)

マザーへの旅

その異国には、美術の仕事で行きました。
半分ボランティアです。
約7週間の滞在。
仕事が上手くいったら、移住してもいいかなと思って出掛けたのです。
しかし、1ヶ月もしないうちに心身共、かなり疲労しているのがわかりました。
一人になって休む場所がないからでした。
2か月近くをホテルに滞在するほどお金持ちではなく、
観光ビザでは部屋を借りることも出来ない。
仕事の関係の方が探してくれた家にホームスティすることになりました。
日本とは違い、その国の一般的な造りとして、
一部屋と専用のバスルームがあってそこを使わせてくれ、
食事や洗濯はメイドさんがしてくれました。
お金持ちのその家は、いつも贅沢な食物が沢山あって、
食べきれないほど出してくれるのです。
それでも他人の家。
普通に気を使っていたのに、家族の一人が私を良く思っていなかったのです。
それがわかってとてもショック、
気持ちが休まる日はありませんでした。
帰国近くなった頃には、どこにいても眠ってしまうほど、疲れ果ててしまっていたのです。

帰る日が迫った或る日、ラーマクリシュナの信者さんの家に招待されました。
わたしより若い女性Lさんは、お母さんと二人暮らし。
お母さんもラーマクリシュナの信者です。
家はフラットという、日本ならマンションの3LDK。
南インドのブラーミンだという彼女の家は、簡素ですが霊性に満ちていました。
お母さんは、2週間ほど前にあったラーマクリシュナの生誕祭で私を見て、
気に入って下さったとか。
手作りの南インドのベジタリアン料理を、振る舞って下さいました。
この国に来て、食べたこともない美味しさに、沢山食べている私を
嬉しそうに見ているそのお母さん。
 ≪お母さんはまるで、ホーリーマザーだ!≫ と思いました。
彼女は、「貴女はわかり易くていい女性だ」と言って、チャイも作ってくれました。
食後は、誰も使っていないという部屋で昼寝をするように言われました。
この国に来て、初めてほっとして、気持ちが休まる一時を過ごしたのです。
そう言えば、この家にはこの国の大抵の家にいるメイドがいませんでした。
光輝く聖所があり、あとは素朴な暮らし。
何がわたしの安らぎになっていたのか、今もわかりません。

辛かった日々だから、あったことのほとんどを忘れてしまったのに、
この日のことだけは鮮明に思い出せるのです。


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by haru-ha-akebono | 2015-04-08 00:26 | ディヴァイン・マザー | Comments(0)