先日友人と話していて、「物事の結果を早急に求める人が多いね」とお互い意見が合いました。
みんな忙しいのでしょうか?なぜそんなに急いで結果を出したいのでしょう?
人からよく、「ゆっくりしている」とか「おっとりしている」と言われます。
そのせいか、色々とアクションをおこしている所を見ると今度は、「行動的ね」と言われます。
他人の評価は面白いですね。
私がアクションを起こしている時、
それは実は長い時間をかけてことの機が熟すのを待っていた結果なのです。
思いついてすぐに行動を起こすこともありますが、そうでない方が圧倒的に多いのです。
ハタ・ヨーガをやりたいと思ってから、実際に教室に通うようになるまで、
なんと13年ほどの時間がかかりました。
ヴァイオリンの場合は、30年なのです!
何かを、「やってみたい」という気持ちには表層ともっと深い次元とがあるように思うのです。
例えば、本や新聞やTVなどの情報から「ヨーガをやってみたいな」と思っても、
それはまだそれほどではない。頭の情報処理のレベル。
実際の外側の事情と、自分の事情という物理的な問題も絡みます。
そのままにしておくと、忘れてしまうこと物ごともあります。
が、決して忘れることはなく、ずっと思い続けていた物事には、
かならず「今だ!!」という時が来るのです。
その時は、やってみたい事柄は潜在意識のレベルまで達しているので、
自分の内面も外の事情もぴったり合って、始めるやいなや、
ずっと突き進むこととなるのです。
途中、勿論スランプも来ますが、長い年月待っていて始めたことですから、
やめることはありません。そういう気持ちにならないのです。
やりたことがあるようなないような人、結果を急いで興ざめしてしまう人・・・・。
色々やってみて、合うものが見つかればそれはそれでいいけれど。
でも、急激に何かに入れ込んで、思っていたこととイメージが違ったから
もうそれは絶対拒否。悪いのは相手。
それはそもそも、自分ときちんと向き合っていないからじゃないでしょうか。
そして、自分から全てを起こしている、と思っているからではないでしょうか。
もうじき始める(始まる?)新しいことがあります。
これも、2年ほど前からやりたいと思っていたこと。
でも、その時は別なことをやっていてそのことに時間を使えなかったのです。
始めよう、となった時は勢いがついて外からも内からも力がありました。
そう、自然に湧いてくる力、機、なんと呼べばいいかな?
こちらは思う、という最小限の努力をしていると、結果は自然に顕れてくる・・・・、
まるでヨーガアーサナのようなのです。