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はるはあけぼの ヨガDiary

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青春とは・・・・

今年、二人の知り合いが還暦を迎えます。
何かお祝いを、と考えていたところ、昨夜ふと思い出した詩がありました。
サムエル・ウルマンという人が書いた、「青春」という詩です。
何年か前、その頃通っていたヨガ教室の先生が還暦を迎え、
そのお祝いのパーティでこの詩を朗読したことがありました。
今朝、読んでみました。
わたしも還暦が遠くはありません。

「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う」
と始まります。
青春とは
「怯だを避ける勇気、安易を振り捨てる冒険心を意味する」
「怯だ」とは、おそれること、臆病心のことです。
「時には、二十歳の青年よりも六十歳の人のほうに、青春がある」、と続きます。
確かに、失敗を恐れて何もしない人がいます。
まだそんな年ではないのに、なぜか一歩踏み出せないでいる人がいます。
迷っている内に、肉体は本当に老いてしまうのですが。

「年を重ねただけでは人は老いない。
 理想を失う時初めて老いる。」
「人から、神から、美・希望・喜悦・勇気・力の霊感を受ける限り、君は若い」



青春とは・・・・_b0237103_149452.jpg



ここまで書いて、ふと思い出したのは・・・、
スワミ・ヴィシュワルーパナンダ・ジが
「ダッタトレイヤーには24のグルがいた」と言ったこと。
24のグルとは人ばかりではなく、動物や動かないものも含まれています。

人は、あらゆるものとの交流を通して、常に変化している。
様々なものから霊感を受け、成長し、創造を行っているのです。
その変化するものを通して、変化しない永遠なるものを悟っていくのではないでしょうか。
交流を拒否した時、人は老いる・・・まさに肉体は生きていても、精神は死ぬのだということでしょう。

人を、人や神との交流から遠ざけているものは、
その人自身の中にある、培ってきた価値観・・・親や教育が刷り込んだ価値観です。
知らない間に沢山のものを与えられて、気が付かないうちに、自分の考えたことだと思っている。
疑うこともせず、ずっとそうしてきたから、その方が安全だから、
みんなもそうしているから・・・、そうしている。
安楽な状態の快適な温度の場所にいて、機械のように同じことを繰り返して、
ワンパターンの会話をして、そうしているうちに、
「現在=いま=新しい」と言うことを忘れてしまうのでしょう。
いつも、過去の記憶にしがみつき、過去の情報で生きようとするから、
何が起きても感動できない、どうせやっても無駄だろう、今あるところから踏み出せなくなってしまう。
自分で自分の行く手を閉ざしているのです。
初めは甘美なものが、やがては毒薬になる・・・。

「頭を高く上げて、希望の波をとらえる限り」、80歳であろうとその人は青春の中に留まる、
その人の青春は終わらない、このように詩は結ばれています。

還暦を迎えるお二人は、まだまだ新しいことに挑戦し続けている方たちです。
青春がずっと続きますように・・・、この詩を贈ろうと思います。


青春とは・・・・_b0237103_147442.jpg

by haru-ha-akebono | 2012-02-19 14:12 | 祈りの言葉