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はるはあけぼの ヨガDiary

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ハタ・ヨーガ

今日のハタ・ヨーガの時間・・・いつの間にか時間が消失していました。
ヨーガ塾・シュリチャクラに通い出して、いつからか、
アーサナを始めると時計で計る時間が消えるようになりました。
あるのは、「現在=いま」だけ。
現在=いまがずっと続くのです。
わたし自身も、動く体と動かすエネルギーと、それを観察する意識になっています。
過去も未来もない、名前も形もない・・・。
「いま、ここに、いるだけ」

ハタ・ヨーガを始めた頃は、行こうとしている道がどんなものかは分かりませんでした。
何でもそうですけれど。
そのことについて、本で知っていることはあくまでも、「地図」であって、「現地」ではありません。
ただ、「自分を知りたい、ヨーガとは何かを知りたい」という欲求があって、それを続けていったのです。
ハタ・ヨーガを始める前、カール・ロジャースの心理学を学んでいました。
7、8年経った頃から、気分が陰鬱な状態が続くようになりました。
ケース研究などしてると、クライアントさんに感情移入してしまって、自分も気持ちが沈んでいくようでした。
「これでいいのかな?」と思うようになりました。
「身体を使ってみたほうが、心のことも理解出来るのではないか」
と、思い切ってハタ・ヨーガを始めたのです。
しばらくは、身体を動かすことに専念して、頭で色々考えたり解釈したりするのはよそう、と決めました。
段々、心身が元気になっていきました。
なんといっても、「なんだか理由がなくても幸せ、気持ちが良い」のが、嬉しかったのです。


ハタ・ヨーガ_b0237103_042210.jpg


今思うと、ハタ・ヨーガでいうところの意識とエネルギー=イダーとピンガラのバランスが悪かったのでしょう。
感情に起こることを頭で解釈・理解・分析していて、
イダーが優勢になって具合が悪くなっていたのだと思います。
ロジャースのカウンセリングは、話していて「気づき」が起こる時は、
気持ちが生き物のように動くのが分かります。
でも、面談=会話での治療は、とっても長い年月が必要とされています。
また、ロジャース自身も精神的に病んだ時代もあるのです。

心身が快適になっていくと、物事を継続しようとする力も湧いてきます。
生きること、生活することに対する受け止め方が徐々に変化しました。
良いことも悪いことも、奥行きが感じられるようになって、色鮮やになって、
毎日が実験現場のようになっていました。

ハタ・ヨーガが単なる健康法と思われているのは、もったいないと思います。
健康になると「起こること」を、更にどんどん追求していくと、
それに応じて広がっていくのが、このハタ・ヨーガの素晴らしいところ。
次々と扉が開いていていく・・・。
扉には終わりがないように思われます。

ハタ・ヨーガ_b0237103_0431564.jpg

by haru-ha-akebono | 2012-02-23 00:52 | シャクティの力