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はるはあけぼの ヨガDiary

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モ ク シ ャ

「アーサナ(ヨーガのポーズ)やプラーナーヤーマ(呼吸法)をして
 体が浄化され、健康になったら、その体で何をしますか?
 自分の欲を満たすことだけに使うのではなく、人の役に立ちなさい。」
そのような意味のことを言ったのは、スワミ・シヴァナンダさんだ。
まだヨーガを始めたばかりの頃、教室の先生が「シヴァナンダさんはそうおしゃいました。」
と話された。

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一昨日、体の使い方のワークショップを行った。
体は霊性の道への入り口、ハタ・ヨーガの基盤は体。
しかし、多くの人は体を良くしたい、痛いところを何とかしたい、と思っている。
その多くの人は、大なり小なり他者の役に立ちたいとも考えている。
ゆえにわたしは願う・・・自分のモクシャも考えてと。
モクシャとは悟り、覚醒だ。

先月のスワミ・メダサーナンダ・ジの「バガヴァッド・ギーター」の講義で、
人生の4つの目的は、『ダルマ、アルタ、カーマ、モクシャ』と、学んだ。
ダルマ:生きるうえでの道徳 アルタ:お金を稼ぐ仕事 カーマ:遊ぶ・飲食をするなどの楽しみ モクシャ:悟り
「モクシャを目的としない人生は無駄」、スワミ・ジはそうおしゃった。
『無駄』・・・この強烈な一言。
「人間は自分だけは死なないと思っている」、これも以前スワミ・ジから聞いた言葉だ。
もちろん、誰もが死ぬことはわかっている。無意識に。
それを忘れるために、日々様々なことをしているのだ。
することは刺激があるほど、死を忘れられる。
自分の人生が、その刺激的なことで有意義になったように錯覚できる。
だから、死を忘れるために、死ぬ日まで、何かをし続ける。
なんのために生きているのか、考えもせず。
人間はなんのために生まれてきたのか・・・モクシャのためだ。

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by haru-ha-akebono | 2012-09-01 00:51 | 聖典を学ぶ