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はるはあけぼの ヨガDiary

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「月をさす指」という言葉があります。
月は目標とする到達点で、
それをさす指とは、月について教えてくれる教師・指導者などのこと。
なぜこんな言葉があるのでしょうか?
スピリチュアルな道を目指す多くの人が、月を忘れて指に注目してしまうからではないかしら。
指を見てその指に夢中になってしまう人がいかに多いか、
今に始まったことではないのですが、あらためて感じることがありました。

もうだいぶ前、自分が「指」を褒め称えることを口にした時に、叱ってくれた人がいました。
その真剣な口調に驚きましたが、自分は何かずれたことをしているのだとドキッとしたのです。
その後、書物で、
『目標を忘れ・・・または最初から勘違いして、「指」に執着し道を間違うことの恐ろしさ』
について出会い、ことの重大さに気が付いたのでした。

「指」に熱中することは、アイドルの追っかけと同じです。
そう自分で自覚しているなら構いませんが、
『自分はスピリチュアルな道を歩んでいる』とか、
『グルが欲しい』とか思っているのなら、
今世せっかく人間に生まれながら、時間をおおいに無駄にしていることになるのです。

目標はあくまで「月」であることを忘れてしまうほどの熱狂を、
なぜ自分は「指」に対して抱くのか・・・。
そこに気付くことがあったら、それはまさに大いなる力からの恩寵に他なりません。



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by haru-ha-akebono | 2014-02-25 17:48